建設業許可と営業所調査

 こんにちは。事務の池田です。
 今回は真面目にお仕事のお話を書きます😊

 先日、建設業許可の申請に必要な営業所調査に初めて同行しました。
 正確には、行政の立ち入り調査(営業所調査)に代えて提出する書類作成のための営業所内外の写真撮影です。

営業所調査

 これまでは、建設業許可を申請するとその数日後に行政の担当者が申請者の営業所にやって来て、営業所としての要件を満たしているかどうか、ペーパーカンパニーではないか等をチェックしていました。
 コロナ禍が拡大した数年前からは、この営業所調査に代えて、営業所の写真を提出する運用となりました。山口県では現在もこの運用が続いています。

 では、どんな写真を提出すれば営業所として認められるか?具体的な基準は都道府県によって異なる様ですが、山口県では以下の様な写真の提出が求められます。
・営業所の外観写真・看板
・お客様や取引先と打合せができる机・椅子
・業務に必要な電話機・コピー機・PC等
・書類が保管できる棚
 など

 その他、営業所や什器の使用権原についてもヒアリングします。申請者の自己所有なのか、それとも賃貸なのか。土木建築事務所によっては建物の不動産登記簿謄本や賃貸借契約書の提出も求められます。

 今回はちゃんと撮影のチェックリストを持参した上でお客様の事務所に伺い、ブレないように気を付けながらパシャパシャ写真を撮りました。
 初同行でテンションが上がったのか、事務所に居合わせた可愛いワンちゃんに夢中になり過ぎ、ご一緒いただいた篠原行政書士に窘められるというお恥ずかしい一幕もありましたが、無事任務を果たすことができてホッと一息です。

 建設業許可申請は書類を出せば終わり、ではないんですね。特に、看板の設置や書棚が必要だということを知らなかったお客様は少なくないと篠原行政書士から聞きました。
 私もちゃんとお客様にご説明できるよう、もっと同行して経験を積んでいきたいです!