ガンマ線バースト

 岡山県に国内最大となる光学赤外線望遠鏡が完成したそうです(12月16日付日経)。その望遠鏡での重要な観測課題の一つが「ガンマ線バーストの観測」。

 『ガンマ線バースト』

 ロボットアニメの必殺技か何かですか。

 ガンマ線バーストとは「突然,数ミリ-数百秒だけ強いガンマ線を放出する天体現象」で,「非常に重い恒星の爆発や,恒星などが合体してブラックホールができる際に起きているとみられているが,正体はまだ分かっていない」。
 かっこいい。かっこいいぞガンマ線バースト。

 大学時代,理工学部物理学科にいた頃,ガンマ線を観測する研究室に在籍していました。何層にも重ねた鉛板を詰め込んだエマルジョンチェンバーと呼ばれる箱を気球でヒマラヤに飛ばし,ガンマ線が鉛にぶつかって分裂した様子を解析することでガンマ線の発生源を特定しよう,という,自分で言っててよく分からない研究をしていました。
 記事で「ガンマ線」という単語を発見して,久しぶりに学生時代を思い出しました。研究室に泊まり込んだり,解析方法がよく分からず頭を抱え込んだりもしましたが,今となってはいい思い出です。当時解析プログラムを作ってたんですが,これが意外と今の仕事でも役に立ってるので驚きです。

 当時は,よもや法律関係の仕事に就くなんて思ってもいませんでした。学生時代はまだしも,10年前ですら今こんな仕事をしてるなんて想像もできませんでした。
 さて。
 10年後の自分,何をやっているんでしょうね。これだけ変化の激しい時代ですから,今とは全く違う仕事をしているかも知れませんし,そうなっても不思議じゃありません。
 10年後を考えたってある意味仕方ないので,とにかく今は,携わっている仕事を全力でやって,いろんなことに興味を持って,という姿勢でいようと思います。畑違いの知識が役に立つ,なんてことはしょっちゅうです。

 岡山ですか。行ったことないなー。
 また行きたい場所が増えました。