経営事項審査コンサルティング

 こんにちは!行政書士の渡辺です。
 急に寒くなったと思いきや、昨日11月18日は山口県内に雪が降ったそうですね!平年より22日、去年より26日早い初雪の観測。今日の宇部は快晴ですが、風は冷たいです。
 乱高下のお天気、スタッドレスタイヤへの履き替えも考えなければ…もうそんな季節ですね。

 さて。最近の当事務所といえば、6月決算の経営事項審査(経審)の結果である総合評定値通知書がドンドン届いています。
 その中で、総合評定値(P点)が何と67点も上がった企業がありました。数点上げるのも苦労するケースが多い中、なぜこんなに上がったのでしょうか?

 総合評定値(P点)は

  • 完成工事高(X1点)
  • 自己資本額・平均利益額(X2点)
  • 経営状況(Y点)
  • 技術力(Z点)
  • その他の審査項目(社会性等)(Z点)

 から算出されますが、計算方法は複雑で、かつ、短期的に改善できる項目・中長期的な取り組みが必要な項目があります。効果が大きい項目もあれば、影響が小さい項目もあります。
 さらに厄介なのは、審査要領がコロコロ改正されます。今の状況のままで点数が上げられたのに、改正を知らなかったばっかりに点数が上がらなかった…なんてこともあります。

 企業が改正をずっとフォローするのは大変です。しかも計算が複雑で、どの項目を頑張ればどれだけ点数が上がるか、ご自身で計算するのも一苦労です。

 そこで私たちは、経審のコンサルティングをご提供しています。
 企業の現在の状況を伺い、総合評定値通知書の中身を分析し、短期的な取り組み・中長期的な取り組みをした場合のP点の変化を、リアルタイムでシミュレーションしてご説明しています。そして、企業によって状況は様々ですが、まずは短期的かつ効果的な取り組みをご提案します。
 ご依頼いただいた企業には、経審改正や法令改正などの建設業関連の情報を毎月お送りして、継続的にフォローします。


 今回67点上がった建設会社も、今年の春にコンサルティングを受けていただいた企業でした。
 P点アップは、企業が取り組みを実行されたからこそ。本当に素晴らしいです。私たちとしても「伴走できた」という実感があり、とても嬉しく思います。
 公共工事を主軸に置く建設会社の方、公共工事に参加したいとお考えの建設会社の方は、ぜひコンサルティングを受けていただきたいです。

 今年年末・来年年始は裏年(2年に一度の指名願いのない年)なのでP点アップの直接の影響はありませんが、来年の更なるP点アップに向けて支援を続けます。寒さを吹き飛ばすような熱意で、一緒に頑張りましょう!