日経平均最高値と経審コンサルティング

 こんにちは。行政書士の渡辺です。
 先日2月22日、東京株式市場で日経平均株価が34年ぶりに最高値を更新したというニュースが大々的に取り上げられていました。まさに景気のいい話ですね。

 私が社会人になった時代は、バブル崩壊後の就職氷河期真っただ中。バブルを知らない・デフレしか知らない私にとって、脱デフレに向かう今の状況はとても新鮮に感じます。未体験の時勢に若干ワクワクしています。

 インフレに向かい、賃上げを前提とする経営が求められれば、提供するサービスの価値を高め続けなければなりません。

 行政書士の本来業務の多くは許認可や相続などの手続業務です。私たちでいえば、建設業許可や産業廃棄物収集運搬業許可などの申請業務です。
 こういった労働集約型業務は、依頼案件が増えれば増えるほど必要な人手も増える構造です。私たちも少しずつスタッフが増えていますが、人件費が増えつつ利益を出そうとすると、これまでのデフレ時代での発想としては「コスト抑制」に向かいがちでした。
 インフレ時代のこれからはコスト削減だけでなく、「生産性の向上」という発想が重要になってくるのではと思います。生成AIやDXなどの技術を積極的に取り入れていくこともそうですが、サービスのメニューに労働集約型業務以外の業務を持つということも大切だと考えています。


 私たちの最近の取組みとしては、手続業務以外にも業務の幅を広げています。
 例えば、経営事項審査(経審)コンサルティング。「経審の点数をどうやったら伸ばすことができるか」という課題を、どんどん変わる制度の理解やリアルタイムシミュレーションを通じて解決していく、というサービスです。

 先日コンサルをご依頼いただいた企業は、昨年コンサルを受けられた企業からのご紹介だったんですが、ご紹介元の企業は、コンサル後の経審で66点も点数が伸びました。ここまで伸びるのは珍しいです。


 お客様である建設業者の課題は様々あり、その解決方法も様々です。「行政書士は許認可」という凝り固まったイメージを早く洗い流して、手続業務以外のサービスでも価値を高められるよう、メニューの幅を広げたいと思っています。日々アンテナを張っていないと、です。
 時代の変化を好機と捉え、私たちもどんどん変わっていく。株価のニュースを見て思った次第でした。