外国人と「やさしい日本語」

 皆さまこんにちは。夏の日焼け対策を怠った結果、秋になりシミが目立ち始めた篠原です。しまった…
 最近は突然寒くなったと慌てていますが、これでも平年より少し暑いくらいだそうですね。今年の猛暑に慣れてしまったせいか、ちょっと感覚が変わってしまったみたいです。
 とにかく、季節の変わり目、体調をくずさないようにしたいものです。

やさしい日本語

 話は変わりまして。
 私たちの事務所では、外国人の方が日本に入国されるときの手続・在留期間の更新の手続など、入管業務(国際業務)をお手伝いすることが多いので、外国人の方と接する機会もよくあります。ちょっと前までは技能実習生が多かったですが、最近は特定技能外国人の方が逆転して多くなりました。

 この特定技能外国人の方ですが、技能実習生として日本で働いた経験がある方が多数派で、ある程度日本語が話せる方が多いです。
 とはいえ、日本語はひらがな・カタカナ・漢字と覚える文字が多いことに加え、就業先の業界特有の専門用語などもありますから、日本語でのコミュニケーションに困難を感じている外国人の方も多いそうです。建設業や製造業などの専門用語は、日本人ですら「?」という単語が多いですからね。
 さらに、日本語特有の言い回しも外国人の方には分かりにくい様です。先日コンビニで外国人店員の方に「お箸はいりますか?」と聞かれたので「大丈夫です」と答えると、「はいどうぞ」とお箸をくれました。「大丈夫です」「いいです」といった曖昧な表現は、日本語特有というより日本文化特有、なのかも知れません。

 そんな分かりにくい日本語ですが、出入国在留管理庁と文化庁が「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」というものを出しています。
 外国人の方に伝わりやすい日本語を「やさしい日本語」というそうで、外国人との円滑なコミュニケーションの手段として「やさしい日本語」を広く活用することが期待されているとのことです。
 ガイドラインにはやさしい日本語への変換例も載っているのですが「なるほど、確かにこの言い方の方が分かりやすいな」と思わず頷きました。
在留支援のためのやさしい日本語ガイドラインほか

 仕事で外国人の方とお話するときは極力分かりやすい言葉を使うように心がけていましたが、この「やさしい日本語」、行政書士としてもぜひ学んでみようと思いました。