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体育の日。快晴。またまた建設キャリアアップシステム。

台風一過。ザ・秋晴れといった快晴の宇部。
気温もそこまで上がらず,身体を動かすにはもってこいのお天気です。

三連休の最終日,今日10月14日は体育の日です。
1966年(昭和41年)に制定された国民の祝日で,1964年(昭和39年)に行われた東京オリンピック開会式がその由来です。元々は開会式開催の10月10日が祝日でしたが,2000年(平成12年)からハッピーマンデー制度により10月第2月曜日となりました。
この体育の日,来年2020年から「スポーツの日」と名称が変更されます。日本の祝日では初の片仮名名称だそうですね。気づかなかった。
また,来年に限って東京オリンピック開会式の7月24日(金曜日)へ移動し,7月第3月曜日の海の日が23日(木曜日)へ移動することで4連休になる予定です。

開会式や閉会式の前後は多数の海外要人が訪日・離日する。その期間に祝日をあてて首都圏の通勤・通学者を減らすことで,渋滞を緩和し,要人の警備に支障が出るのを避ける狙いもある。
(日本経済新聞2018年6月13日)

なるほど。

さて。今日もまたまた建設キャリアアップシステム(CCUS)についてです。最近ホントCCUSの話題が紙面を賑わせていますので。

CCUS本運用から半年/技能者登録11万人突破,事業者は2万社超/民間活用に伸び

4月に本運用が始まった「建設キャリアアップシステム(CCUS)」。この半年で技能者登録は11万人に達し,事業者登録も2万社を超えた。現場の登録数も約8000件に上り,うち民間工事が7割弱を占める。CCUSを公共発注に活用する動きも出始めてきた。さらに加入を促進し,国土交通省と建設業界を挙げてCCUSを「業界共通の制度インフラ」として育て,定着させる段階に入りつつある。
(建設工業新聞2019年10月10日)

技能者登録数が10万人を超え,CCUS登録が進んでいるようにも読める記事ですが,果たしてそうでしょうか。

民間先行 現場登録進む/キャリアアップシステム/直轄モデル工事テコに普及促進

ことし4月の建設キャリアアップシステムの本格稼働から半年が経過した。8月末で技能者登録が10万人を突破し,事業者の登録数も2万件を超えるなど堅調に推移しているものの,全体数から見れば,普及は道半ばだ。さらなる普及に向け,国土交通省はモデル工事による効果検証や特別講習によるカード取得促進など新たな施策に着手する。
(建設通信新聞2019年10月10日)

国土交通省が以前に発表した資料によると,CCUSの登録目標値は「運用開始初年度で100万人の技能者の登録,5年で全ての技能者(330万人)の登録」でした。
http://www.mlit.go.jp/common/001217638.pdf
今年4月から本格運用が始まったとして,この半年で技能者登録数が11万人ですから,目標達成には程遠くという感は否めません。

建設キャリアアップシステム/地域建設業「避けて通れない」

運用後の実効性については引き続き議論し理解を深めなければならないが,地域建設業では「建設キャリアアップシステムの登録は地域建設業にとって避けては通れない」ことで,おおむね一致している。担い手対策の推進と建設業の健全な発展に向け,同システムを通じて技能者と事業者の処遇改善と経営安定化の実現を目指す。
(建設通信新聞2019年9月24日)

建設キャリアアップシステム/登録200万人を早期実現/日建連首脳が会見

(日本建設業連合会の山内隆司会長は)技能者単位の登録が遅れている現状を踏まえ,「まずは可能な限り早い段階で200万人の達成を目指す」とし,建設業界全体の登録意識と取り組みへの足並みがそろうまで「システムの必要性を関係者に訴え続ける」考えを示した。
(建設通信新聞2019年9月26日)

登録の遅れが建設業界全体の共通認識としてあるものの,ではこれをどう改善するかという課題はなかなか悩ましい様相です。経審や入札の制度に取り込むというのは一定のインセンティブにはなりそうですが,建設業許可を受けていない一人親方など,現場を支える専門職の事業者の皆さんへの登録推進はどうしたらいいでしょうか。

登録の進んでいない要因の一つに,その登録の煩雑さがあると思います。申請に添付する資料も少なくない上に,事業者によって添付資料もマチマチ。登録マニュアルだって結構な厚さがありますから,忙しい社長さんや経理担当者さんがこれを読み込んで作業を進める時間や手間を確保するのに一苦労しそうです。
「画像データってどうやって用意すりゃいいのよ」「ん?jpegって何?」
いろんなハードルが見えてきます。

CCUSは「技能労働者や現場,建設業の未来を考えれば,入るのが当たり前になっていなければならない」という山内会長のコメントにあるとおり,今後は事業者・技能者が当然に登録するシステムになるんだと思います。とはいえ,制度が始まったばかりで情報もまばらな中,登録に困惑されている事業者・技能者の方も多いと聞いています。この秋晴れとは裏腹に,何ともすっきりしない心模様のようです。

そういう方々の登録のお手伝いをして,今日の快晴の空みたいに晴れやかな表情になっていただけたら私たちも幸せです。

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