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建設キャリアアップシステム(CCUS)最近の動向

 皆さまこんにちは。行政書士の渡邊康成です。
 ここ最近ブログは篠原奈保美行政書士に任せっぱなしだったので,本当に久し振りです。上手く書けるかどうか心配です(笑

 3月も中旬。そろそろ年度末も見えてきて,何となく落ち着かない時期ですね。建設業許可などの許認可だけでなく法人設立の依頼なんかでも「年度内に何とかしたくて…」というお話があり,慌ただしい毎日を過ごしています。

 そんな中,最近目立って増えた案件は建設キャリアアップシステム(CCUS)。立て続けに数件ご依頼いただきました。
 当事務所ではCCUSご相談の専用サイト(https://gyosei-one.com/ccus/)を設けているのですが,その影響もあったのかも知れません。

 CCUS本格運用開始の頃から事業者情報登録・技能者情報登録をお手伝いさせていただいていました。始めてのご相談は元請さんからで,下請さんのCCUS登録をお願いしたい,というものでした。
 その後は,外国人技能実習生を受け入れる建設業者さんからのご相談が続きました。「外国人技能実習生を受け入れる建設業者は,建設業許可の取得とCCUSの登録を義務付ける」という法改正があったため,受入先の建設業者さんからのご相談が急に増えたのです。新型コロナウイルスの感染が拡大する前の頃で,当時は外国人の受け入れも盛んな時期でした。相当昔の話に思えて不思議な気分です。

 さて,今回いただいたご依頼は,すべて「元請さんから登録するよう言われたので」というものでした。

 昨今CCUSの動きが活発になっている印象です。
●元々大手ゼネコンを中心に登録が進んでいましたが,その裾野が徐々に広がってきているように感じます。今回のご依頼はいずれも大手の元請さんからのお話が発端となっている様ですので,スーパーゼネコンから中堅ゼネコン,サブコンへと登録が全国的に拡散しているのかも知れませんね。

●全国の都道府県でもCCUSの導入が広がっています。公共発注の企業評価にCCUSを導入または検討と回答したのは44都道府県に上っていて(建設工業新聞2021年3月1日),CCUSの現場への浸透が進んでいる様子です。

●建退共では掛金納付の電子申請システムが本格運用となり,3月1日から利用申込みの受付が始まりました。建退協もCCUSと連動して被共済者の就労状況が取り込めるようになっているとのことですので(建設工業新聞2021年2月15日),これを契機にCCUSを登録しよう,という動きも出始めたのかも知れません。

●一風変わった話としては,国交省が,規制逃れを目的とした一人親方化対策としてCCUSを絡めることを検討中,という話題。実質的に雇用関係にある技能者を一人親方として扱うことで社会保険の負担を逃れようとする企業が問題視されているのですが,「偽装一人親方」か否かを判断する指標として,その一人親方が「CCUSレベル3相当以上の技量があること」という基準が検討されているそうです(建設工業新聞 2021年3月11日)。「CCUSを登録していない一人親方は一人親方として認めない」という運用はちょっと乱暴な気がしますが,元請さん・下請さん双方にとって気になる話題ですね。

 CCUSの登録者(社)数の増加や登録料などの値上がりによって,CCUSの運営も安定してきたそうです。今後は様々なシステムとの連携も進み,登録も増えていくのでしょうね。
 事業者登録,技能者登録とも,登録に2週間前後の時間がかかります。ご検討中の建設業者様は早めの登録をお勧めします。
 お困りごとがありましたらお気軽にご連絡・ご相談ください。

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