技士補とCPD

 「2月逃げる3月去る」といいます。
 今年も気付けば3月。案件に追われて気付けば2月が過ぎ、まんまと逃げられた渡辺です(笑

 そんな2月、桑田佳祐さんが御歳70歳を迎えました。あのルックス、あのバイタリティで70歳なんてとても信じられません。
 新曲をリリースし、全国ツアーを開催する70歳。カッコよすぎます。
桑田佳祐 NEW70’S ここからが始まりでしょ

CPDと経審

 話は変わって。
 今日は経審の中から、「CPD(CPDS)」についてご紹介します。

 経審の加点項目は様々ありますが、W点(その他の審査項目)の加点事項の中に「CPD(CPDS)」があります。
 CPDとは、技術者などの方向けの継続教育制度(Continuing Professional Development)で、技術の維持向上を図ることを目的としています。経審では、技術者の方が指定された講習を受講すると加点される仕組みとなっています。
 CPDの取組に積極的な企業とそうでない企業はかなり分かれている印象です。積極派ではCPDで満点を狙う勢いの企業が多く、逆に消極派では「CPDって何?」という企業も少なくありません。
 加点の知名度は若干落ちますが、狙っている企業は着実に狙っている、そんな加点項目です。

技士補と経審

 経審でCPDが加点となるのは、原則として技術者の方(技術職員名簿に記載できる方)が受講した場合です。
 ここで注目したいのは「技士補」の取扱いです。

 「技士補」とは、施工管理技術検定の第一次検定の合格者に与えられる称号です。一次は受かったけど二次はまだ受かっていない、という方ですね。まだ歴史の浅い資格ですが、最近は少しずつ見かける機会が多くなってきました。
 ここで、技術職員としてZ点(技術力)で加点対象となる技術者は、主任技術者の要件を満たす1級の技士補の方のみです。ですので、2級の技士補の方はZ点で加点対象とはなりません。

 では、2級技士補の方は経審で何ら考慮されないのかというと、そうではありません。
 2級技士補の方や1級技士補で主任技術者要件を満たさない方でも、CPDを受講するとW点で加点となることがあるのです。具体的には、審査基準日前に6カ月を超える雇用関係にある、常勤の技士補の方がCPD単位(ユニット)を取得すれば、W点で加点対象となります。Z点はダメでもW点は取れる、ということです。
 まだまだ実例は少ないのですが、2級技士補の方でCPDで加点を取る企業が少しずつ増えてきました。「2級技士補は経審で加点にならない」というイメージが強いですが、経審の取組に前向きな企業は「押さるトコロ押さえてるなぁ」と感じます。

 経審の最終的な結果(P点)は小さな点数の落穂拾いの集合です。一つの取組で20点近く上がる加点項目もありますが、殆どの項目は数点といった小さな加点で、これらの小さな加点をどれだけ掬い上げられるかでP点の差が開く、といっても過言ではありません。
 CPDもその数点の加点項目の一つですが、W点は受審業種の全てに影響する点数ですので、取り組む価値は十分あるのではと思います。
 加えて、技術者がCPDを通じて研鑽を積むことで企業全体の技術力が向上しますし、技士補の方であっても経審の結果に貢献できるとなれば技術者のモチベーションアップにも繋がります。


 ホントに経審は内容が細かく、複雑で、分かりにくい項目が山ほどあります。さらに改正も頻繁で、「何をどう取り組めばいいのか分からない」という企業のお話はよく分かります。

 最初にご紹介したサイトで、桑田佳祐さんが「いくつになってもバカを辞められずにおります。」とおっしゃっているんですよね。カッコよすぎます。
 僕も、難しい経審をやさしく分かりやすく伝える「建設業・経審バカ」として、70歳を超えても走り抜ける気持ちでこれからも頑張ります!!