『これで勉強も終わりだ!』と思ったあの日の自分へ

 皆様こんにちは!今日はカラっと晴れた山口県ですが、毎年この時期は「もうすぐあのジメジメした梅雨の季節がやってくる…」と少し気が重くなっている篠原です。
 建設業の皆様にとっては私以上にそう感じておられるかもしれません。雨による工程の変更や現場の安全管理など、この時期ならではのご苦労も多いのではと思います。

 とはいえ、雨が降るたびに気分まで沈んでいてはもったいないので、最近は仕事終わりに時間の余裕があるときは、近所のスタバへ立ち寄って気分をリセットしてから帰るようにしています。

 店内を見渡していると、なかなか面白いものです。
 楽しそうにおしゃべりをしている方。真剣な表情でパソコンに向かっている方。参考書を広げて勉強している方。
 先日も資格試験の勉強をしていると思われる方を見かけたのですが、その姿を見ているうちに、ふと自分が行政書士試験の勉強をしていた頃を思い出しました。

 当時は、「とにかく合格したい」の一心でした。
 カフェで勉強し、自宅で勉強し、休日も勉強し、「昨日覚えた内容を今日忘れている」という現象と闘いながら勉強していました。睡魔に負けないようコーヒーをガブ飲みしながらテキストを睨み続ける日々でしたが、今でもあのコーヒーとテキストの映像ははっきり覚えています。
 そして合格発表で自分の受験番号を見つけたときは「これで勉強の日々も終わりだ!」と思ったものです。

 ところが、現実は全く違いました。
 勉強が終わるどころか、むしろそこからが本番だったのです。

 行政書士になってから痛感したのは、「資格取得はスタートラインに立ったに過ぎない」ということです。

 実務では、一つとして同じ案件はありません。
 「新規で建設業許可を取得したい」
 「別の業種の許可も取りたい」
 「公共工事に参加したいので経営事項審査を受けたい」
など、お客様ごとに状況も課題も様々です。同じ許可取得でも、クリアしなければならない課題は企業によって驚くくらい違います。
 そのため、単に手続を知っているだけでは足りず、「この企業のこの課題解決には何が最適か」を考え続けることになります。
 特に、当事務所が主に取り扱っている建設業分野では、建設業法の改正、経営事項審査の制度改定、建設キャリアアップシステム(CCUS)やグリーンサイトなどの建設業関連システムの理解など、常に新しい情報を追いかける必要があります。
 行政書士としての私の仕事は「ずっと勉強が続く仕事」なのだと思います。

 もっとも、受験時代と違うのは、「勉強しないと合格できないという不安」ではなく、「よりよい提案をするには知識が必要」という気持ちでしょうか。学んだことがそのままお客様のお役に立っている、そんな実感があります。
 そう考えると、勉強も不思議と苦にはなりません。むしろ新しい知識を得るたびに「この情報はあのお客様にも役立ちそうだな」と考えることの方が多く、実際にお客様に喜んでいただけたときは私も嬉しくなります。


 これから梅雨に入り、梅雨が明ければ本格的な夏がやってきます。季節がどんどん変わっていくように、建設業界を取り巻く制度やルールも変化し続けます。
 当事務所も日々研鑽を重ねながら、建設業許可や経営事項審査に関する最新の情報を分かりやすくお伝えできるように努めていこうと思います。

 ちなみに、この記事を書いている今も、横にはコーヒーがあります。
 結局のところ、行政書士になっても勉強とコーヒーとの付き合いは終わらないみたいです。