入札参加資格審査申請(指名願い)と表年

 こんにちは。行政書士の渡辺です。
 気が付けば年明けから3週間。早くてビックリです。毎年年始には「今年こそコレをするぞ!」と計画を立てるんですが、今年も早1ヶ月が終わりそうな勢いで焦ってます💦
 ちなみに私の今年のプライベートの目標は「『走る』を習慣に」。元旦は早速、事務所のある県宇部総合庁舎前から琴崎八幡宮への往復6kmほどを走ったんですが、それ以来走れてなくて…
 今の仕事の山場を乗り越えたら走ります!

入札参加資格審査申請(指名願い)の年

 さて、その仕事の山場とは「指名願い」です。
 前回のブログに続いて指名願いのネタですいません🙇

 公共事業の入札に参加するには、自治体ごとに、その参加資格があることについて事前に審査を受けなければなりません。この審査の申請を「(競争)入札参加資格審査申請」といいます。舌を噛むような長い名前なので「指名願い」と略して呼ぶことが多いです。
 多くの自治体では、参加資格の有効期限を2年間としています。つまり、入札に参加する企業は2年に一度、指名願いの手続をする必要があります。

 その2年に1回の手続がこの年初、令和5年の1月と2月に集中しています。
 山口県・宇部市・山陽小野田市・美祢市・萩市・柳井市・岩国市などは1月から、周南市・長門市・防府市などは2月から、それぞれ指名願いの定期受付が始まっています(始まります)。

 さらに、建設工事の手続と、物品の購入や業務委託などの手続が、別になっている自治体が殆どです。
 建設工事にも業務委託等にも入札に参加する企業は、それぞれの手続をそれぞれの自治体に、別個に申請しなければなりません。

 さらにさらに、自治体によって申請様式は別、添付資料も別、建設工事と業務委託等の申請フォーマットも別、です。
 提出様式も「この自治体は2部提出」「この自治体は水色の紙ファイルに綴じる」「この自治体はオンライン申請」などなど…とにかく全部違う。何とかしてほしいです(笑

表年

 行政書士の中には、この2年に一度の年を「表年」と言う人もいます。指名願いの手続が集中する表年は行政書士へのご依頼が集中するので、業界の繁忙期となっているからですね。
 当事務所も、この時期が最も忙しい時期の一つです。2年前に比べれば慣れてきたとはいえ、これまで入札に参加されていた企業に加えて、新たに入札に参加される企業からのご依頼も増えたので、今年は2年前よりも慌ただしくなっています(ありがとうございます!)。


 1月も後半になり、ご依頼の半分ほどの申請は終わりましたが、2月上旬くらいまではこの状況が続きそうです。
 この山を越えたら気持ちよく走れるよう、最後まで集中して頑張ります❗