夏季休工と建キャリ

 こんにちは!すっかり夏本番の3連休、セミの声を聴きながらお盆休みの計画を練っている篠原です。とはいえ、外に出かける予定も躊躇してしまうこの暑さ。ダブル高気圧の影響やら何やらで猛暑が見込まれるこの夏、皆さまも熱中症には十分お気を付けください。

 熱中症といえば、建設業界では従来のお盆休みに加えて「夏季休工(猛暑休工)」の導入が推進されています。熱中症対策と働き方改革を目的として、猛暑期間の7・8月に現場作業を休工するというものです。
「猛暑を避けた働き方改革・担い手確保」の取組みについて
「建設工事における猛暑対策サポートパッケージ」を策定しました ~猛暑下での多様な働き方の実現を支援します~
 工期の兼ね合いもあって休工が難しい場面もあるかと思いますが、作業現場は安全第一ですから、官民が協力してこのような取り組みが進めばいいな、と思います。

 そんな建設現場で普及が進んでいるCCUS(建設キャリアアップシステム)。
 先日、建設業のお客様との何気ない会話から、CCUSの機能が現場で活用されていることを知り、とても嬉しく感じる出来事がありました。

 そのお客様はCCUSの技能者情報登録をお手伝いした方なのですが、今回レベル判定(能力評価)申請手続をご依頼いただき、無事レベルが上がった(カードの色が変わった)新しいカードをお引渡ししました。その際、お客様からこんなお話がありました。

現場では『建キャリ』を使っているんですが、なかなか便利ですよ。

 「建キャリ」とは、 (一財)建設業振興基金が提供している公式スマートフォンアプリで、CCUSカードの情報を登録することができます。
建キャリは、CCUS登録技能者のためのスマホアプリです

 登録すると、スマートフォンで資格情報や就業履歴、現在のレベルなどが確認できます。スマートフォンに表示されるQRコードを現場のカードリーダーにかざして入場することもできるそうです。
 特定技能や技能実習の在留資格を持つ建設分野の外国人はCCUSの技能者情報が必須となっていますが、アプリも英語やベトナム語、インドネシア語に対応しているそう。流石ですね。

 お客様も「スマホさえあれば、いちいちカードを取り出さなくても現場に入れるし、資格情報もすぐ確認できるんで便利なんですよ」とおっしゃっていました。
 私たちは普段、CCUSの登録やレベル判定のお手伝いをしていますが、登録後に現場でどのように活用されているのかを知る機会は意外と多くありません。今回のお話を通じて、現場での実際の運用方法を教えていただけたのは大きな収穫でした。私たちがお手伝いしたCCUS登録が現場でお役に立っていることが知れて嬉しかったですし、「こんな風に使われて、こんな風に見れるんだ」と教えていただけたことで今後のCCUS登録の際は具体的なイメージをもって業務を進められそうです。いいお話を伺うことができました。


 夏季休工も、CCUSも、目指しているのは「安全に、長く働ける現場づくり」。そんな現場を支える一助になれるよう、私たちもこれから学び続けていきたいと思います。

 今年の夏は、夏季休工という新しい働き方も広がっています。しっかり休み、しっかり備える。その備えの一つとして、CCUSや「建キャリ」のような仕組みも今後は現場に欠かせない存在になっていくのかもしれません。皆さまも、お盆休みは十分に英気を養い、安全第一で暑い夏を乗り切りましょう。
 さて。私もお盆休みの計画を練り直します!