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こんにちは!今日の宇部は秋晴れの爽やかなお天気ですが、日が照っている日中でもヒンヤリ感じます。冬の気配が近づいてきたなーと感じている渡辺です。
そんな宇部ですが、昨日11月22日夜、平和通りのイルミネーション点灯式がありました。
宇部新川イルミネーション2025
僕も出掛けたんですが、思った以上に多い人出で驚きました。かなり冷え込んだ夜でしたが、イベントの盛り上がりとキッチンカーの暖かいフードで、かえって熱気を感じるほど。イルミネーションの灯りにも暖かさを感じますね。
さて、今日は3連休の中日、「勤労感謝の日」。働く人への感謝を伝える日です。
私たちのメイン業務である建設業許可・経営事項審査(経審)で「働く人」といえば、先ずは建設現場の技能者の方々。その技能者の方に光を当てる取組みとして近年注目されているのが建設キャリアアップシステム(CCUS)です。
中でも最近特に推進されているのが「レベル判定(能力評価)」です。

CCUS技能者は、技能者の方がお持ちの資格や就業履歴・経験を元に、1から4までのレベルが付されます。初級のレベルは1、その後レベル4まで上げることができます。
国交省はこのレベルの目的を「レベルに応じた処遇改善」と考えている様です。しかし、私たちへレベル判定の手続をご依頼される企業の主な理由は「経審での加点」です。
そんな加点の恩恵があるレベル判定ですが、実際にレベル判定を受けている技能者の方はまだまだ少数派です。
理由は、そもそもレベル判定が経審の加点要素になっていることを知らない企業が多い点もありますが、「レベル判定を受けられる(レベルを上げられる)資格が分かりにくい」という点も大きいです。
レベル判定を受ける要件となっている資格は、レベル判定を申請する「機械土工」「内装仕上」などの分野によってそれぞれ異なります。そして、その分野は今年10月時点で46あります。
つまり、その技能者の方がどの分野でどのレベルまで上げられるかは、厳密には「持っている資格を46の分野それぞれでチェックしなければ分からない」ということになります。
これが、とんでもなく面倒なのです(苦笑
私たちがご依頼いただいた件で実際にあったケースです。
電気工事業の企業だったので、まず分野「電気工事」の要件を確認したところ、レベル2まで上げられることが分かりました。当初はレベル2が限界だと考えていましたが、お持ちの資格で他の分野も横断的に調べたところ、分野「消防施設」でレベル3まで上げることができると分かりました。
「ウチで消防施設って意外ですね」というご依頼者のご感想です。
「この分野でレベルを上げられる」と分かれば、晴れてレベル判定の申請となります。ところが、ここでまたハードルがあります。
レベル判定は能力評価を実施する団体が行いますが、分野によってその団体が異なります。そして、各能力評価実施団体によって申請方法や申請フォーマットが異なります。
オンラインで完結する団体もあれば、メールで申請する団体もあり。申請書に押印が必要だったり必要なかったり。とにかくバラバラです。
申請する分野が1つだけならそこまで大変ではありませんが、いくつかの分野で申請する場合、申請事務は結構なご負担になります。「入札参加資格審査(指名願い)申請が各自治体によって方式がバラバラなので面倒」と似てます。
こういったCCUSレベル判定の大変さ(面倒さ)もあり、私たちへ、CCUSの登録に加えてレベル判定の調査やレベル判定申請をご依頼いただく企業も少なくありません。
この「分野」ですが、現在もどんどん増えています。分野が増えるということは、レベル判定を受けらえる可能性が広がるということです。
レベル向上した技能者の方が増えて、経審の点数アップにつながるようお手伝いできれば私たちも嬉しいです。
「働く人」の最前線である技能者の方のため、経審で加点を目指す企業のため、私たちもアンテナを張って情報のキャッチアップを続けたいと思います。
そんな技能者のことを考えた勤労感謝の日でした。
適格請求書発行事業者登録番号 T7250005008445