花壇の手入れと「土用」

 皆様こんにちは!!GWが明けてしまって小学生のようにブルーな気分の篠原です。あぁ、もっと休みたかった…
 そんなGW、皆様はどのようにお過ごしでしたか?私は「せっかくだから普段できないことを…」と、事務所の玄関入口にある花壇スペースの手入れをしてみました。そんなに広くはないんですが、花をバスケットに入れて並べたり、綺麗な石を敷き詰めたり、等々。お客様を気持ちよくお迎えする空間にしたいと思って始めたんですが、私自身が気分転換できたみたいで意外と楽しかったです😊

 その後美容院に行ってこの花壇の手入れの話をしたところ、担当さんから「この時期は土いじりはしないほうがいいよ」とアドバイスされました。不思議に思って理由を聞くと「土用(どよう)だから」とのこと。
 土用?土用って夏じゃないの?しかも、土用と土いじりって関係あるの?
 頭の中は???だらけです。

土用とは

 帰って早速チャピって(ChatGPTに尋ねて)、土用について調べてみました。
 土用は中国古来の五行説に由来する期間で、立春・立夏・立秋・立冬に入る前の約18日間を指すとのこと。「夏の土用」以外にも「春の土用」などもあるんですね。
 ちなみに、今年の立夏は5/5なので、春の土用は4/17から5/4までとなります。

 この土用の期間中は土の神様が支配する期間と考えるそうで、土いじりなど、土を動かすことは縁起がよくないとされています。美容院の担当さんが言っていたのはこのことでした。
 「土用といえば丑の日、ウナギの日」としか思ってなかった私、へぇーです。

土用と建設工事

 さらに調べてみると、土用の期間中は土を動かすことは縁起が悪いことから、建設工事でも基礎工事や土台づくりなどの土木工事は避けた方がよいともいわれているそうです。私たちの建設業のお客様にもGWが10連休と長い方がいましたが、もしかしたら春の土用が関係したのかも!!意外な発見です。

 しかし、この18日間ずっと土木工事ができなかったら工期が遅れて困るんじゃ…と思っていたところ、何と抜け道(笑)がありました。
 土用の期間中に土の神様が下界を離れて天上に行かれる日「間日(まび)」というのがあって、間日は作業をしてもよいそうです。さらに、土用の期間中に避けた方がよいのは「着工」なので、既に着工している作業については続けてよいとのこと。
 これで工期遅延の対策もバッチリですね。勉強になりました…


 立春・立夏・立秋・立冬の前に土用が設けられたのは、季節の移り変わりを知るためだといわれています。この季節の変わり目は体調を崩しやすい時期。土いじりも一旦置いといて体をゆっくり休めましょう、という思いもあるのかも知れません。

 GWブルーから抜け切れてないみたい私ですが、心機一転、土用の丑の日に事務所がウナギを御馳走してくれることを期待して頑張ります!!