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こんにちは!長雨が続くと気分まで湿っぽくなりそうですが、依頼者とのお打合せではカラッと元気を心がけている渡辺です!
雨の日が続くと、現場の予定変更に頭を悩ませる建設業者の方も多いのではないでしょうか。とはいえ、梅雨はいずれ明けるもの。僕も雨雲を吹き飛ばすくらいの元気で情報をお届けしたいと思います。
さて。
国土交通省は5/15、2025年度末時点の建設業許可業者数を発表しました。毎年恒例の発表です。
全国の建設業許可業者数は3年連続で増加~令和7年度末の建設業許可業者数調査の結果~
この発表、いろいろ興味深い内容でした。
まず、建設業許可業者数の全体数は昨年より微増です。この「全体数は微増」という傾向はここ数年来変わりません。
興味深いのはその内容です。

去年・一昨年のこの時期、同じ内容のブログを書いていました。定点観測ですね(笑
建設業許可業者、なぜ増加?
建設業許可業者数と許可更新の動向
ここ数年の「全体数は微増」というのは、
という傾向でした。
ところが、令和7年度の傾向は
でした。
同じ「全体数は微増」でも、内容が一昨年以前と異なる点が興味深いです。
特に興味深いのは「新規に許可を受けた業者数が、これまでは減少傾向だったのが、昨年度より増加に転じた」ことです。
昨年後半くらいから「新規の建設業許可のご依頼が増えてきたような…」と感じていました。肌感ではこんな感じだったのですが、統計上も新規許可業者数は増加傾向だったということでした。
新記録?! 4日で建設業許可
では、新規の建設業許可件数が増えた理由は何でしょうか。
データから直接読み取れるわけではありませんが、現場でのご相談内容などを踏まえると、僕なりに3つほど背景があるのではないかと考えています。
まず一つ目は、日本経済がインフレ傾向・物価高傾向へ転換したことで請負金額が上昇したこと。
これによって請負金額が500万円以上となる工事が増え、自社での判断か元請からの依頼かはともかく、建設業許可が必要になった、ということです。
物価高傾向は中東情勢の緊迫化の影響も大きいです。
二つ目は、コンプライアンス意識の高まり。
これまでも順法意識の高まりから建設業許可を取得しようという流れはありましたが、先の大阪・関西万博のパビリオン建設において多数の無許可営業があり、建設業法違反の罪で起訴された報道が大きなインパクトになったのではと思います。
「バレなきゃ大丈夫」から「ちゃんとしておかないと大変だ」への意識の変化が建設業許可の取得に向かったのではと思います。
三つ目は、公共工事への意欲の増加です。
これに関するデータは見ていないので若干自信がないのですが、私たちのお客様で「これまで民間工事しかしてこなかったが、今後は公共工事も取っていきたい」というご相談が昨年後半から増えてきました。景気の先行き不透明感から商圏を広げたい、取引先のポートフォリオをバランスよく分散したい、というお考えがあるのだと思います。また、公共工事の方が民間工事と比べて価格転嫁がしやすいという話も聞いていますので、こういった点も現在のインフレ傾向と相俟って公共工事に向かう動機になっているのではと思います。
公共工事の入札に参加する資格を得るには、入札参加資格審査(指名願い申請)や経営事項審査申請(経審)が必要ですが、その前提になるのが建設業許可です。請負金額の規制以外の理由で、景気動向により建設業許可を取得したいという動機があるのでは、と思います。
現在の物価高傾向は当面続くと見られていますが、そうであれば、新規の建設業許可業者数も増加傾向が続くのでは、と思っています。
暫くは雨空が続きそうですが、統計の数字の向こう側には建設業界の新しい動きが少しずつ見え始めています。梅雨明けの青空を待ちながら、これからも皆さまに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。
適格請求書発行事業者登録番号 T7250005008445