キャンプ

 前回のブログが長すぎました。これじゃ続かんので今後はあっさり目で書きます。

 キャンプが好きです。近くに手ごろなキャンプ場があるので,ディキャンプにちょくちょく出かけます。
 「自然を身近に感じたい」「解放感に浸りたい」「非日常を愉しみたい」。いろんなことを楽しみに出かけて,それはそれで楽しいんですが,不思議なことに,最近は自宅に戻ってからのほうがキャンプのありがた味を感じます。

 キャンプは,とにかく不自由です。夏は暑いし冬は寒い。日陰を作るタープを張ってる間にガンガン汗をかく。蚊に刺されるわカナブンにおでこ殴られるわ。コーヒー一杯沸かすのも一苦労です。
 で,そんな不自由なキャンプを終えて,家に帰ってエアコンの効いた部屋で冷えた水を飲みながら足を伸ばしていると,普段の生活の快適さがじんわり染みてきます。一見退屈の連続にも見える日常は,安全で恵まれたことの裏返しだったことを再確認させられる,といいますか。

 「仕事が忙しくてやってられん」。よかったですね。仕事が全くなくて暇だったら,明日の生活も心配で夜も眠れないでしょう。
 「部下が全く仕事してくれない」。よかったですね。僕なんて,スタッフはみんな優秀だし,隣には年下の優秀な弁護士がいるし。いつ怒られるかとビクビクしながら仕事してます。
 「ヨメが優しくしてくれない」。よかったですね。それでもあなたの隣にいてくれるということは,よほど愛されているのでしょう。

 近頃かなり冷えてきました。これからは一枚多めにブランケットを持っていかないと。