建設分野の特定技能2号

 こんにちは!!先日コンビニに行ったらクリスマスケーキの予約受付が始まっていてビックリした篠原です。やっと秋らしく涼しくなったなーと思ったらもう年末の空気感。季節の先取り具合が凄いです。
 そんな涼しくなってきた秋はさまざまな「月見シリーズ」商品が登場する、私にとってお楽しみの時期です。毎年「今年もあの『月見●●』を食べなければ!!」と謎の義務感にかられます。
 食欲マシマシでも罪悪感が薄れる秋。好きな季節です。

 話は変わりまして。
 前回のブログでもご紹介しました外国人の在留資格「特定技能」のお話。
特定技能2号への準備、始めていますか?
 最近は特定技能2号についてのお問合せを特に多くいただいています。
 そこで今回は、特定技能制度の最近の動向と新しく始まった支援制度をご紹介します。

特定技能2号の在留者が全国で3倍増加

 出入国在留管理庁は定期的に、特定技能の在留資格を持つ外国人の人数を公表しています。
特定技能在留外国人数の公表等

 直近の公表によれば、2号外国人の人数は、令和7年6月末時点では3,073人。令和6年12月末時点では832人だったので、この半年程度で3倍以上に急増した計算です。数字を見ても、特定技能は全国的に「2号への移行」が進んでいることが分かります。
 とはいえ地域差は大きく、山口県では全分野で25人、うち建設分野は5人にとどまります。

 前回のブログでも触れましたが、2号は試験の難易度が非常に高く、合格率は決して高くありません。また、試験に合格しても自動的に2号に移行する訳ではなく、その後の在留資格の変更手続が必要です。2号外国人の人数が急増しているとはいえ、絶対数を見ればまだまだ少数派。2号移行へのニーズは高いものの、ハードルが高いのが現状です。
 だからこそ、試験対策を進めると同時に、その後の入管申請をスムーズに進める体制づくりが企業にとって重要になってきています。

JACの新制度「資格取得等奨励金制度」がスタート

 建設技能人材機構(JAC)は、2号取得を目指す外国人技能者を後押しするため、資格取得等奨励金制度を新たに開始しました。
「資格取得等奨励金制度」でキャリアアップ
 この制度では、2号の技能試験や、技能検定1級、技能検定単一等級のいずれかに合格した場合、外国人本人と受入企業の双方にそれぞれ10万円が交付されます。合格者1人につき10万円の交付は嬉しいですね。

 こうした支援制度を上手に活用することで、優秀な外国人材の定着やモチベーションUpを図ると共に、受入企業の負担を軽減することができると思います。

当事務所のサポート体制

 「試験に合格したけれど、申請書類の準備に時間がかかって困る」ということにならないよう、当事務所では、合格後スムースに入管へ申請できるよう事前に必要書類を整える支援をしています。外国人材を待たせることなく2号へ移行できる体制づくりを企業と一緒に進めます。

 私たちは建設分野を専門とする行政書士法人として、建設業許可や経営事項審査だけでなく、入管・国際業務手続も含めた許認可手続全般をサポートします。
 建設分野の支援、トータルでお任せ下さい。