生成AIとベアリング

 こんにちは!先日誕生日を迎えた渡辺です。
 さすがにこの歳になると誕生日ではしゃぐこともないんですが、スタッフから「●●歳の抱負を一言!」と訊かれてドキっとしました。そうですね…事務所の皆さんが笑顔で仕事ができるよう、これからも一層頑張ります!(真面目に答えたので全くウケませんでした。)
 とにかく、大過なく歳を重ねることができたことに感謝です。スタッフ・関係者の皆様、ありがとうございました🙇

 さて。
 5月17日付日経新聞に興味深い記事がありました。
 機械加工品事業、電子デバイス、半導体などを取り扱うミネベアミツミ株式会社についての記事です。
ミネベアミツミ株式会社
 会長の貝沼由久さんは「世界市場が大きくてニッチで活躍できる製品を手掛けていきたい」とおっしゃいます。
 その取扱い製品の一つであるベアリングの需要が伸びる見通しとのことなのですが、その理由の一つが「生成AI」とのこと。

 生成AIとベアリング?
 どういう繋がりなのか、ピンと来ないですよね。

 こういうことらしいのです。

  1. 生成IAの需要が増える。
  2. そうすると、生成AI向けのデータセンターの電力消費が上がる。
  3. そうすると、サーバー等の熱をマネジメントする必要性が増える。
  4. そうすると、ファンモーターの需要が伸びる。
  5. そうすると、そのモーターに組み込むベアリングの需要も伸びる。

 なるほど。ガッテンです。


 さて。私たち行政書士業界に置き換えるとどうでしょう。

 少子高齢化が進む。そうすると、遺言・相続業務の需要が増える。
 私たちも「行政書士事務所として、相続業務の取り扱いを増やしていった方がよいのでは?」とも思えます。

 確かに相続業務の市場は大きくなるでしょう。でも、競合も増えます。私たちならではの強みを活かせる業務なのかとも思います。貝沼会長がおっしゃる様な「ニッチで活躍できる」市場とは、ストレートには感じられないです。

 建設分野を専門としている私たちとして、建設業許可などのコア事業の他に、この時代だからこそお客様に価値を提供できる「ニッチで活躍できる」市場を、もっともっと頭を捻って考えないと、と思った次第です。
 生成AIとベアリング。この発想を忘れたくないですね。