平成の30年間とスカイダイビング

今日で平成も最後。
 明日から新しい元号,令和がはじまります。

 僕は高校時代までを昭和で過ごし,大学生から平成を迎えました。大人の入口くらいから大人のほぼ五合目までの30年間,これが平成でした。
 留学したり大きな企業に勤めたりラジオで喋ったり法科大学院に行ったりと,今思うと何て生意気なやつだとガッカリしますが,こんな恥をかきながらジタバタしながらここまで来ました。僕にとっての平成は,そんな「ジタバタした30年」でした。

 じゃあ今は落ち着いてるのかっていうとそんなことはなく,何と言いますか,スカイダイビングで飛行機から飛び出した直後のようです。上下左右ぜんぶ空。もう飛んでるしかない。ジタバタしようがない。心配したって仕方ないので笑う他ない。
 平成時代に思い存分ジタバタしたので,よし,ここいらで飛ぶか,と踏ん切りが付いたんでしょう。令和は,そんな「いい意味での諦め」からはじまります。

 大人の入口に立ってから30年が経過してるので,正直言って歳を取った感は否めないんですが,もう若いモンにゃ勝てん,みたいな感覚はありません。今は自分からパラシュートの紐に手をかけない限り重力が勝手に引っ張ってくれる,何か知らんがいつの間にかここまで来てる,そんな感覚が心地よく,そもそも若いモンと張り合ってない。
 最近の相談は建設業と相続遺言が圧倒的に多くて,一見似たような依頼にも見えるんですけど,案件ごとに課題は違うのでやることは全然違いますし,勉強も尽きず飽きません。ある程度の人生経験が仕事に活きることも少なくないので,歳を重ねるほど面白くなりそうで将来が楽しみ。なんたって士業は定年がありませんからね。白髪のじーさんになっても最前線で笑っていたいです。

 とりとめのないブログになりましたが,やっぱ士業っていいですね。
 令和も真剣に楽しく生きましょう。
 これからも宜しくお願いいたします。