裁判員制度

裁判員制度をご存知でしょうか。
一般国民が裁判員として刑事裁判に参加し,被告人の有罪無罪などを裁判官と一緒に決める制度です。

さて。
5月18日付宇部日報にこんな素晴らしい記事が。

裁判員に選ばれた男女。地裁で出会った二人が裁判員を一緒に努めたことから仲良くなり,公判後に飲みに行くような間柄になった。
そして,ご結婚。
おぉ,何とも珍しいご縁。おめでとうございます。

話はここで終わりません。

ご主人,実は法科大学院の卒業生なんですが,司法試験は残念の結果となり件の裁判員時代は無職。
しかし,裁判員の経験から一念発起,改めて予備試験を受験し見事合格。現在は法律事務所で勤務されているとのこと。

いやホントですか。
法科大学院を卒業して司法試験に落ちたら心が折れてその道を諦める人が多数派ですが,そこから再チャレンジしようと思ったっていうのが素晴らしい。
さらに,予備試験ってめちゃめちゃ大変なんですが,そこを乗り越えたっていうのがまた素晴らしい。

という,ドラマみたいな記事を読んでポカーンとしてました。こんな話があるんだなー。

そんな裁判員制度ですが,平成21年からスタートし,5月21日で施行から10年を迎えました。
もう10年ですか。早いもんですね。これまでたくさんの方が裁判に携わったことでしょう。
今度はあなたに裁判員のお誘いがあるかも知れません。