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皆さまこんにちは。行政書士の渡辺康成です。
マスクを着けての猛暑。今まで経験したことのないような夏ですね。こんな夏は今年限りにしてほしいものです。
厳しい夏も大変ですが,コロナ禍で厳しい経営環境にいらっしゃる企業も多いかと思います。私たちも精いっぱいのバックアップができるよう頑張ります!
このような状況の中,行政のバックアップのメニューも充実してきました。私たちの事務所でも最近は特に給付金や補助金のご相談・ご依頼が増えています。
給付金の目玉としては,先月から受付が始まった家賃支援給付金。給付額は法人で最大600万円,個人事業者で最大300万円と大きいこともあり,注目を集めています。
ただ,以前からある持続化給付金(法人最大200万円,個人事業者最大100万円)と比べて申請手続が結構メンドウです。「利用したいけどよく分からないなぁ」という方はお気軽にご相談ください。
さて。
今日は補助金についてご紹介します。
メジャーな補助金制度である「小規模事業者持続化補助金」。今年から「コロナ特別対応型」という新しいメニューが設けられ,補助率も2/3から3/4へ,補助上限額も原則50万円から100万円に引き上げられました。更に,新たに設けられた「事業再開枠」については,補助率は定額(10割)という大盤振る舞い。消毒設備やビニールシート,換気設備の導入には相応の費用がかかりますから,このような費用を補助してくれる制度は大変助かりますね。
次回の受付締切は10月2日(郵送必着)。ご利用を検討の方は今から補助事業の計画を立てることをお勧めします。
経営計画書の書き方にはコツがあります。計画書の作成もお手伝いしていますので,こちらもお気軽にご相談ください。
先日8月12日から受付が始まった宇部市の「オンライン導入支援事業費補助金」。補助額は最大30万円と小振りですが,補助率は定額(10割)なので使い勝手がよい補助金制度です。
給付対象経費は「非対面型ビジネスモデルへの転換」「テレワーク環境の整備」「採用活動のオンライン化」。持続化補助金のコロナ特別対応型と似ていますが,例えば,Wifiルーターなどの周辺機器の購入経費も補助対象になっている点は注目です(持続化補助金は補助対象外)。
対象経費の例として,
・EC支援ツールなどソフトウエアの導入経費
・モール型ECサイトへの初期登録料,月額利用料
・WEB受発注システムの導入経費
・WEBマーケティングの導入経費
・WEB会議やテレワーク導入経費
・セキュリティ強化経費
・WiFiルーターなどの周辺機器の購入経費
・通信機器レンタル料
・利用料(システム,クラウドなど令和3年2月分まで)
・外注費,委託料(コンサルティング費用等)
・設置や設定に係る費用
・導入後の運用サポート費用(令和3年2月分まで)
等があります。
募集期間は今年11月30日までですが,予算額に至った場合は募集期間内であっても募集が締め切られます。お早めに。
山口県の「新型コロナウイルス対策営業持続化等補助金」も補助率は10割でしたね。給付金も補助金も,最近「お!」と思える制度が増えてきて,行政の本気度が伺えます。
折角の支援制度です。制度趣旨に反する利用はもちろんNGですが,経営のための資金はいくらあっても多すぎるということはありませんから,使えるものは使いましょう。
当事務所も全力で応援します。
適格請求書発行事業者登録番号 T7250005008445