法人設立手続と宇部ときわ公園

 皆さまこんにちは,行政書士の篠原奈保美です。
 週末は天気が崩れると聞ききましたが,今日は快晴。気持ちのいい風が吹いています。
 このまま早く梅雨が明けてくれればいいですね。

 さて,当事務所では,これから事業を始める方のスタートアップのご相談も少なくありません。
 渡邊行政書士がうべスタートアップの相談員を務めていることもあり,株式会社や合同会社などの法人を設立したいというご相談が多いです。
 また,建設業許可,建築士事務所登録,宅建業免許など,法人化と併せて許認可が必要な場合も多くあり,そのお手伝いもしています。

放課後等デイサービスと事業目的

 今回お受けしたご相談は「放課後等デイサービスを始めたい」というものです。

 放課後等デイサービスとは,障害のあるお子さんや発達に特性のあるお子さんが,放課後や夏休みなどの長期休暇に利用できる福祉サービスです。
 この事業は,株式会社や合同会社などの法人格がなければ県など許可権者から指定を受けることができないので,個人事業主のままでは事業を行うことができません。そこで,その指定申請と併せて法人設立のご依頼をお受けしました。

 この法人設立,ただ株式会社や合同会社を設立すればよい,というものではありません。
 法人設立の際には登記事項である事業目的を決めなければなりませんが,放課後等デイサービスの場合,その目的に「児童福祉法に基づく障害児通所支援事業」との記載がないと指定を受けられません。
 これは建設業許可でも同じですね。許可を取得しようとする業種に関する事業が目的に入っていないと許可を受けられません。
 許認可が必要な事業の場合,このように目的に記載する事業内容にも気を配ります。

 加えて,将来取り組む可能性のある事業も目的に加えることで,どのような事業を行う会社なのか,そのイメージを外部に分かりやすくします。

 許認可の要件をイチから調べるのも結構大変ですが,さらに,事業によっては法人化が必要な許認可もあり,意外と手間も時間もかかるものです。
 事業のスタートアップには不可欠な手続ですが,未来の社長さんにとって本来もっと時間をかけたい事柄があるはずです。
 許認可に関する手続についてはぜひ行政書士にご相談ください。

 さて,今日は日曜日。
 事務所がお休みの週末は自宅で書類を作成していることが多いのですが,今日は思いのほかいいお天気。気分転換に,宇部市民の憩いの場,ときわ公園まで足を延ばしてランニングをしようと思います。
 ときわ公園は花がたくさん植えてあり,色々なオブジェも置いてあって,退屈しません。
 折角の日曜日,来週はどこかのカフェで本を読むのを目標に,また仕事を頑張ります!