法人設立と一粒万倍日と清明と

 皆様こんにちは。行政書士の篠原奈保美です。
 ここ数日はずいぶん暖かくなりましたね。日の出も早くなり,少し前まで早朝6時ころは真っ暗でしたが最近はもう明るくなっています。
 春の気配を感じるこの季節。色々な花が鮮やかに咲くのが楽しみです。

 さて。
 行政書士になってからというもの,日柄を殊更気にするようになりました。
 私たちの業務は,各種の許認可申請・法人設立・補助金申請など,お客様の事業拡大に向けて「何かを始める」場面をお手伝いすることが多いのですが,その「何かを始める日」に日柄のよい日を選びたいとおっしゃるお客様は少なからずいらっしゃいます。
 メジャーなのは六曜ですね。「大安を選びたい」という方は多いです。

 先日も,建設業の個人事業主の方から法人設立のご依頼がありました。
 設立日はどうしますか?という話になり,この日がいいと言われたのが4月5日でした。
「覚えやすいですし,何と言っても『一粒万倍日』なので」とのこと。

 先日の渡邊行政書士のブログでもご紹介しましたが,この「一粒万倍日」とは,何かを始めるには最適の日とされています。
 なるほど,と思って調べてみると,4月5日はさらに「清明」でもあることが分かりました。

「清明」とは二十四節気のひとつ。二十四節気は,1年を春夏秋冬の4つの季節に分け,さらにそれぞれを6つに分けたものです。清明は春を6つに分けたうちの5番目の節気で,万物に清新の気がみなぎる時節とのことです。
 二十四節気のうち春分や秋分などは知っていましたが,他は詳しく知らなかったので大変勉強になりました。

 新しく事業を始めたり事業を拡大する節目の日は,依頼者の方にとってとても大切な日。日柄にこだわる方が多いのも頷けます。
 私たちはその思いに寄り添い,一緒に事業の成長をお手伝いします。

 春の足音が近づいています。青空が広がり,草花が活気づく季節が待ち遠しいですね。
 私も4月5日には,仕事の合間にお散歩にでも出かけようと思います。春の息吹を感じながら,美味しいコーヒーを飲むのを楽しみにして。