中小事業者オミクロン株集中対策支援金

 皆様こんにちは。行政書士の渡辺康成です。
 すっかり春の陽気ですね。日中はポカポカと暖かく,上着を脱ぎたくなるくらいです。
 年度末で慌ただしい毎日ですが,良い天気のお陰で気持ちよく仕事ができます。

 気持ちが良いといえば,先日ご紹介した小規模事業者持続化補助金の件
 ご依頼者から「無事採択となりました」とご連絡をいただきました。おめでとうございます!本当によかったです。

 今回の小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>第5回受付分ですが,申請件数が6,208件に対して採択件数が4,138件,採択率は約66.6%でした。
 年度末なのでもっと低くなるかと思っていたら,そこまで低くありませんでした。それでも3割以上の方は不採択の結果。胸を撫で下ろしています。

 低感染リスク型ビジネス枠は,3月9日に今年度最終の第6回申請受付が締切となりました。
 来年度にまた新しい支援策が出ることに期待しています。

中小事業者オミクロン株集中対策支援金

 支援といえば。
 今月3月1日,山口県は「中小事業者オミクロン株集中対策支援金(オミ株支援金)」を給付することを発表しました。
 支援金額は1事業者当たり,法人で20万円,個人事業主で10万円です。
 以前の県の支援金である「中小企業事業継続支援金」「中小事業者デルタ株集中対策支援金」「中小事業者緊急対策支援金」を受給済の方は,手続が若干ラクになります。以前の申請データを再活用するこの仕組みは,経産省の「事業復活支援金」と似てますね。

受給要件

 オミ株支援金の主な受給要件ですが,

  1. 県内に事業所を有する中小企業者等であること
  2. 県内まん延防止等重点措置により,2022年2月の月間事業収入が,2019年,2020年若しくは2021年(基準年)の同月比で30%以上減少していること
  3. 2022年の年間事業収入見込額が,基準年の年間事業収入より減少見込みであること

 となっています。

 売上減少要件は30%となっているので比較的受けやすい支援金なのですが,以下の点は注意が必要です。
 まず,第4期(2022年2月1日~2月20日)の飲食店等への時短要請の対象事業者は,協力金の受給の有無にかかわらず対象外となっています。飲食店の方の二重取りはダメですよ,ということですね。

 次に,事業復活支援金を受給した方,または受給を予定している方は,その受給額の5分の1を2022年2月の月間事業収入に含めて給付要件を満たすかどうか判断されます。上記の2.3.の要件に影響します。
 この点はオミ株支援金のリーフレットに記載がありません。県HPのQ&Aコーナーや申請要領の後半にやっと書いてあるという感じなので,非常に分かりにくいです。ご注意ください。

 当たり前ですが,お客様から「ありがとう」と言われると気持ちがいいですね。
 今年度も残りわずかですが,毎日を気持ちよく過ごせるよう頑張ります!