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    全国建築測量協会/「登録建築測量基幹技能者」創設/CCUS職種追加目指す

     建築工事の墨出し作業を「建築測量」と名付けた「登録建築測量基幹技能者」が創設される。全国建築測量協会(椛嶋寿彦理事長)が国土交通省の登録基幹技能者講習実施団体の認定を9月に取得する見通し。
     2022年度に講習を始め,10年間で計800人の登録基幹技能者を育てる。建設キャリアアップシステム(CCUS)の最上位レベルが付与される登録基幹技能者,独自の民間資格,能力評価基準を確立。CCUSへの職種追加を目指す。
     同協会は8月31日に横浜市内で入会説明会を開き,登録建築測量基幹技能者,民間資格,能力評価基準などを解説した。協会会員を対象に民間資格「建築測量技能者」(1級,2級)を創設。22年3月にも1回目の試験を実施する予定だ。
     職人の技能レベルを4段階に区分する能力評価基準を確立。登録建築測量基幹技能者をレベル4,1級建築測量技能者をレベル3,2級建築測量技能者をレベル2に位置付ける。CCUSの新たな職種「建築測量工」として,能力評価基準,評価実施団体の国交省認定を受ける計画だ。

    建設工業新聞 2021年9月1日