MENU

    東京・世田谷区/東京23区で初、CCUS評価対象工事4件公告

     東京・世田谷区は18日、東京23区で初めて建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録状況を評価対象とする入札案件を4件公告した。総合評価方式の評価指標にCCUSを加え、選択項目として設定。今回4件の案件に適用し、CCUSの事業者登録で最大2点を付与する。区は試行期間と位置付ける2022年度の実施成果を踏まえ、23年度以降の運用内容を検討する。
     対象工事は▽世田谷区立八幡中学校校舎棟解体工事▽世田谷区立松丘小学校外部改修工事▽世田谷区立池ノ上自転車等駐車場他整備工事▽電線類地中化共同溝整備工事(世区街10号線その2)〈北沢二丁目20番から9番先〉-の4件。参加資格は原則、区内事業者に限定する。解体工事は経営事項審査(経審)の評価点が850点以上で、都の共同運営格付け順位が30位以上の区外事業者も参加できる。
     いずれも参加申請を電子調達サービスで25日まで受け付けている。入・開札日は案件ごとに異なり、八幡中解体は4月27日、松丘小外部改修は同21日。池ノ上自転車駐車場整備と電線地中化は同28日となる。
     試行する新しい総合評価方式は適正な労働条件の確保などを目的に、公契約条例の趣旨に沿った具体的な取り組みを評価する。試行内容についてはアンケートで事業者の声を聞き、分析・検証する予定。区財務部の阿部辰男経理課長は「なるべく多くの事業者に参加いただき、次年度以降の入札制度運用につなげたい」と話している。
     区はこれまで施工能力審査型の総合評価方式を採用し▽施工能力評価点▽地域貢献評価点▽価格点-の三つを合算して落札者を決めていた。新しい方式ではCCUSや労働安全衛生の取り組みなどを評価する「公契約評価点」を追加。四つの評価項目を合算し、品質と価格のバランスを競う入札制度を目指す。

    建設工業新聞 2022年3月22日