CCUSの登録メリット 飲食店との提携も

建設業振興基金は、建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録技能者に対する新たな特典の提供を始める。例えば、基金と飲食店が提携し、技能者がCCUSに登録していればその店舗でドリンクの無料サービスを受けられるようにする。店舗へのステッカー貼付など準備が整ったサービスから順次実施する。8月3日に国土交通省や関係団体と開いたCCUS運営協議会運営委員会で説明した。
建通新聞 2022年8月4日
特典は、飲食店でのドリンクサービスの他、資格取得講座費用の割引、カーリース契約時のキャッシュバック、電動工具ネット販売での割引・ポイント付与などを予定している。
基金によると、CCUSの技能者登録数が100万人を見通せる状況となる中、民間事業者から「登録技能者を応援したい」という申し出が寄せられるようになってきたという。
銀座の「Bar七曲署」では、店頭でCCUSカードを提示した登録技能者へのウイスキーハイボール1杯の無料サービス(初回限定)を予定する。店長は釜石市の出身で、震災復興で力になってくれた建設業に恩返しがしたいと、店舗のオーナーに掛け合い、特典の提供を決めた。
基金では現在、8件の申し出のうち6件の特典提供を確定。今後、登録事業者に対する特典についても引き合いがあれば審査した上で、提供していきたいとしている。提携先リストと特典内容は、CCUSのホームページからグーグルマップで確認できるようにしている。
処遇改善という中長期的なメリットに、日常的なメリットも加えることで、登録者本人に登録メリットをより実感してもらえるだけでなく、さらなるCCUSの認知度向上、ひいては登録促進といった効果も期待される。
3日の運営委員会ではこの他、元請けが現場へのカードリーダー設置を、専門工事業者が登録技能者にカードタッチ(就業履歴蓄積)を促すという役割を明確にし、それぞれの重要な取り組みとしていくことを出席者全員で申し合わせた。

