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    タッチ数/3割増の7800万件/CCUS運営協 24年度数値目標

     国土交通省や建設業団体などで構成する建設キャリアアップシステム運営協議会は28日、第11回総会を開き、建設キャリアアップシステム(CCUS)の2024年度事業計画を決定した。就業履歴(カードタッチ)数は、23年度の実績が目標に達しない見通しだが、技能者の処遇改善に向けては現場利用を増やす必要があるため、24年度目標をより高い前年度比30%増の7800万件に設定した。23年度に始まった事業者登録更新(一人親方を除く)数は3.9倍の2万7000社に定めている。
     会長の塩見英之国交省不動産・建設経済局長は、登録数が技能者、 事業者とも堅調に増えている一方で、 就業履歴数と能力評価を受ける技能者数の少ないことを指摘。技能・経験に応じた処遇改善の実現にはCCUSが不可欠で、現場利用促進などの取り組みをさらに進める必要があるとの認識を示し、 「CCUSが業界全体の制度インフラになっていけるよう皆さんと引き続き力を合わせて取り組んでいきたい」と述べた。
     24年度の数値目標は、事業者登録更新数と就業履歴数のほか、技能者登録数を10万人、事業者登録数(一人親方を除く)を1万社で、どちらも50%減とした。事業者登録更新数以外は、20年6月の第6回運営協議会総会に示された「料金改定後の試算(低位推計)」に沿った値となっている。
     23年度実績見込みは、技能者登録数が20万人の目標に対して26万4000人、事業者登録数が2万社の目標に対して2万5000社で、登録数はともに目標を上回った。一方、現場での利用状況を示す就業履歴数は6000万件の目標に対して5448万件にとどまり、5年間の有効期間を迎える登録事業者の更新数も7000社の目標を下回る6329社(24日時点申請数)だった。
     CCUSの本格運用開始から23年度末で5年間が経過することを受け、6年目の24年度は就業履歴蓄積数のさらなる増加など利活用促進に、運営協議会の構成団体一丸で取り組む。
     24年度の事業実施に関する重点項目は、▽地方、2次以下、設備・住宅関係などの技能者・事業者登録(事業者登録の更新を含む)の促進▽就業履歴の蓄積促進など現場利用の推進▽技能者らに対するCCUSのさらなる魅力の向上▽システムの安定的な運用とコストの削減(機能改善・追加を含む)▽システム更新に関する検討--の五つを挙げている。現場利用の推進としては、登録していながら就業履歴の蓄積がない元請けを対象に認定アドバイザーが現場運用までをサポートする事業などを実施する。

    建設通信新聞 2024年3月29日